経営再建を行う上でのポイント
皆様こんにちは
飲食店コンサルティング会社
株式会社スリーウェルマネジメント代表コンサルタント三ツ井創太
本日のテーマは「経営再建」に関してです。
現在とある多店舗展開をされている飲食企業の経営再建プロジェクトを進めています。
経営再建に取り組み始めて約半年、その効果が大きく出てきました。
経営再建において大切なポイントは「選択と集中」です。経営状態が悪化している企業は経営資源(人、物、金)が限られている為、ピンポイントでの改善アクションとその効果が求められます。
ピンポイントで改善アクションの効果を高める為には、まず最初に「経営課題」を明確にする必要があります。
「経営課題」を明確にする為には、現状の経営状態を正しく「分析」する必要があります。
「分析」とは一言で言いかえると「比較」する事です。
「比較」を行う為には「正しい数値データ」が必須となりますが、経営状態が悪化している企業に関してはこの「正しい数値データ」が無い場合が多く、まずこの「正しい数値データ」を取得できる環境を整える事が重要です。そして改善活動に取り組み始めたら、この数値データの動きを見ながら当初立てた計画を随時チューニングしていきます。
経営再建で一番怖いのは「頑張り間違い」です。
つまり「間違った課題認識」をしてしまった事で、本質とズレたアクションを実行してしまい、数値データをとらない為、誰もその取り組みの誤りに気付かず、一向に経営改善効果が出ず、社員が疲弊してしまうという状況。これが「頑張り間違い」です。こうした頑張り間違いを起こさない為にも下記5つのポイントが重要です。
経営再建で「頑張り間違い」を犯さない為の5つのポイント
①数値データの収集
②数値データの比較、分析
③経営課題の明確化(現場調査含む)
④経営課題解決のアクションプラン策定
⑤数値データのウォッチとプランチューニング