高い給与を支払ってもスタッフが退職してしまう理由
皆様こんにちは
飲食店コンサルティング会社
株式会社スリーウェルマネジメント代表コンサルタント三ツ井創太
9月26日開催のセミナーですが、おかげ様でお申し込みが会場の都合で設けていた定員の30社を超えました。
今日現在もまだまだ出席のご要望を頂いており、この度会場を拡大して開催させて頂く事になりました。(同施設内ですので開催場所の変更はございません)
ご興味がある方は下記のセミナー特設ページからまだまだお申し込みを受け付けております!!
さて本日のテーマは「高い給与を支払ってもスタッフが退職してしまう理由」に関して
先日とある飲食店の方からこのようなご相談がありました。
「割と良い給与を払っていたのに店長が辞めたいと言っている」
なぜしっかりとお給料を払っているのに従業員は辞めてしまうのか・・・
本日はその答えのヒントとして「マズローの欲求5段階説」という考え方を少しご紹介します。
これはアメリカの心理学者・アブラハム・マズローという人が提唱した
「人間の欲求というのは、5段階のピラミッドのように構成されている」
という考え方です。この考え方を私なりに飲食店に置き換えたのが次の表です。
飲食店版欲求5段階説
「お給料」というのは、マズローの欲求5段階説で言うと最も低次の1~2段階にあたります。人間は低次の欲求が満たされると次の段階の欲求を求める生き物です。つまり「お給料」の次にスタッフが求めるのは
「オーナーや店長から必要とされている!」
「自分にはこのお店でやるべき役割がある!」
「このお店で働く事は将来の自分の成長にとって大きなプラスとなる!」
と感じられる場所であるかどうかです。
4段階の「承認の欲求」を満たす為には「評価制度」や「社内表彰制度(アワード)」などが重要となります。
5段階の「自己実現の欲求」を満たす為には「社内独立制度」などを検討していく必要があります。
しかし、実際の飲食店の現場を見てみると、低次欲求である「生理的欲求」や「安全の欲求」でさえままならないお店が多くあります。こうした状態の店舗ですと、これからますます人材獲得や定着率アップが難しくなっていくでしょう。
ぜひ皆さんの会社でもこの「欲求5段階説」を参考に、自社の整備に取り組んで頂ければ幸いです。
前回記事は上記よりどうぞ!
飲食店経営者の皆様のご参考になれば幸いです。
本日も最後までお読み頂きありがとうございました。