【飲食店経営】アフターコロナの経営不安を払拭するためにやるべき事　| 飲食店コンサルティグのスリーウェルマネジメント

【飲食店経営】アフターコロナの経営不安を払拭するためにやるべき事 |  飲食店コンサルティグのスリーウェルマネジメント

先日は東北地方で飲食店を複数店舗展開している企業様のご支援でした。

コロナ禍もようやく終わりの兆しが見えてきましたが、安心するのも束の間、人材不足や原価、光熱費高騰など様々な経営課題が山積しています。

こうした大変厳しい経営環境の中でどのようにコロナ借入返済を行い、会社の成長戦略を実現していくのか？

その筋道がなかなか立てられずに困っているというご相談でした。

多くの飲食店経営者様が同じような不安を抱えておられると思います。

そこで、今回のご支援ではアフターコロナに向けた経営計画書を社長と一緒に作らせて頂く事に。

「経営計画」と聞くと、何か凄く分厚くて大層なものを想像し敬遠される方が多いのですが、簡単な物でも良いので‟まずは手を動かして作成してみる″事が大切です。

私は簡単に作れるA４サイズ1枚の経営計画書の作成をおすすめしています。

経営者の方の頭の中にある「漠然とした不安要素」を、経営計画書に整理していく事で「明確な経営課題」に変換する事は経営者の不安要素を払拭する上でもとても重要です。

このA４サイズの1枚で作れる経営計画書では上部から

①経営理念②経営ビジョン③数値計画を埋め、あるべき姿＝「②経営ビジョンと③数値計画」を達成するための、現状の課題とアクションを④のアクションプランに順番に埋めていけるようになっています。

さらにアクションプランでは課題を「人」「物」「金」に分け、それぞれの課題解決に向けた具体的な実行策を記入して頂きます。

「A4サイズたった1枚で経営計画書が作れるの？」と思われた方も多いと思いますが、このシートを埋めて頂くと「人」「物」「金」で各５つ、合計15個の課題解決アクションプランが策定できますが、実際にそれらのアクションプランをこなしていくのは一筋縄では無いはずです。まずはこの位のボリュームの計画書で十分です。

さらに各アクションプランの詳細な実行計画等を書面化していく事で、いわゆる分厚い経営計画書にする事も可能です。

経営計画が策定できたら、次にそれぞれのアクションプランを社内プロジェクト化（委員会化）し、実行していくプロジェクトリーダー（責任者）を決めていきます。

そして、今回のご支援先企業様ではすべてのプロジェクトに私が入り、スタッフの皆さんのアクションプラン推進を支援すると同時に、プロジェクトリーダーの育成も行います。社内プロジェクトの成功は、プロジェクトリーダーの育成がポイントです。

今回作成した経営計画書は今後の店長会議で発表し、プロジェクトリーダーの選抜も行います。

長引いたコロナ禍で多くの社員さんたちは

「この先、私にはこの会社でどんな未来が待っているのだろうか？」

「うちの会社の将来は大丈夫なのだろう？？」

と不安がっています。そしてこうした社員さんたちがどんどん離職してしまっているのが、今の飲食業界の現状です。

社長が不安を感じているように、社員の皆様も多くの不安を抱えています。

まずはその不安を払拭してあげる事が大切です。

ぜみ皆さんの会社でも経営計画書の作成と、アクションプランを通じた社内の活性化にチャレンジしてみて下さい。

なお、少し前になりますが今回紹介した「A4サイズ1枚でつくる経営計画書」について解説したyoutube動画がありますので、ぜひこちらも参考にしてみて下さいませ。

本日も最後までお読み頂きありがとうございました。

少しでも皆さんのご参考になれば幸いです。