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【評価制度導入】飲食店経営者必見!社員に評価制度を浸透させる方法|説明会成功のポイント

皆さんこんにちは!飲食店コンサルティング会社スリーウェルマネジメント代表の三ツ井です。

前回のブログでは、【飲食店成功事例】10坪で月商800万円!「立呑み焼きとん 大黒」に学ぶKPI徹底管理術についてお話をさせて頂きました。

前回のブログはこちらからご覧ください。

今回のYouTubeはこちらから!| 飲食店コンサルティングのスリーウェルマネジメント

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評価制度説明会で スタッフに評価制度を公開する

これまでのブログでは、地方都市で大型和食店などを経営している佐々木社長の会社で実際に評価制度をゼロから作った構築過程をご紹介して参りました。

佐々木社長「評価制度の構築はいったんできたかと思います。次はどんなステップになりますか?」

三ツ井「次は、スタッフへの評価制度説明会を開きましょう」

評価制度説明会では、今回構築した評価制度の内容をまとめた資料を用意し、スタッフに制度内容を丁寧に説明していきます。

初めて評価制度の内容を聞いたスタッフからは、当然ながらわからないことや不安なことなど質問がたくさん出てきます。こうした質問に関しては、説明会の場では質疑を行なわず、説明会の最後にアンケートに各自の質問事項を書いてもらうようにします。理由は、スタッフの不安を増長させないためです。

評価制度に対してネガティブな意見がたくさん出ると、場合によっては、その場にいる スタッフたちに不安感が広がってしまいます。

佐々木社長の会社で行なった評価制度説明会の流れは、次の通りです。

【評価制度導入】飲食店経営者必見!社員に評価制度を浸透させる方法|説明会成功のポイント

【評価制度説明会の流れ】

①社長より評価制度導入の目的の説明

②評価制度の内容に関する説明

③今後の運用スケジュールの説明

④アンケートの説明

 

私はこの中でも、特に、①の社長からの評価制度導入の目的の説明が重要だと考えています。「評価制度で人に評価される」と聞くと、ネガティブなイメージを持つスタッフも多いため、冒頭で社長からポジティブなメッセージを送ることで、その後の評価制度の説明を受け入れやすくしておく必要があります。
今回、佐々木社長からスタッフへの説明では、「頑張るスタッフ全員を公平に評価したい」「当社で働くことで自分の未来をイメージできるようにしたい」「皆で頑張って獲得した利益を正当に還元したい」といったメッセージを伝えてもらいました。

②の評価制度の内容に関する説明は、私が担当しました。説明の際に気をつけるべきことは、できる限り難しい用語を使わず、スタッフ全員にわかりやすい表現を心がけることです。また、説明会資料には図やイラストを用いて、読みやすさも意識することが重要です。

③の今後の運用スケジュールの説明では、評価者研修、テスト評価の他に、年間を通じた評価スケジュールに関して説明をしました。

【評価制度導入】飲食店経営者必見!社員に評価制度を浸透させる方法|説明会成功のポイント

ネガティブな意見は後日共有する

説明会終了後にアンケートを行なったところ、スタッフからは次のような意見があがりました。

「今まではこの会社に長くいると、どのようにステップアップしていくかイメージできていなかったけど、今回の評価制度説明会でキャリアビジョンを聞いて、将来をイメージできるようになりました」
「自分が何をしたら評価されるのかが明確になりました」
「自分の役職期待を見ることで、自分だけではなく部下に求めるべき内容も明確になりました」

こういったポジティブな意見があがった一方で、ネガティブな意見もありました。こうした不安に対しては、会社からの返答も添えたうえで、後日社内スタッフ全員に共有しました。

 

Q 予算未達成時などには、大きく給与が減ってしまうかが心配です

A 最終的な評価は、予算といった定量評価だけではなく、日々の頑張りを評価する定性評価項目も加味して決定します。予算が未達成だからといって、それだけで大きく評価が下がることがないよう、説明会でもお話しした「ウエイト」で、各評価項目の影響度を調整します。


Q 自分の上長が普段、どこまで私のことを見てくれているかが疑問。そんな中で私の評価を一方的にされることに不安があります。

A 上長に関しては、正しい評価を行なえるように評価者研修を実施します。また評価結果に関しても、直属の上司だけではなく、全員の評価結果を査定会議で審査したうえで決定します。さらに評価後にはフィードバック面談を実施しますので、そこで評価結果についても一人ひとりに説明します。

【評価制度導入】飲食店経営者必見!社員に評価制度を浸透させる方法|説明会成功のポイント

このように不安に対する意見に対しても、しっかりと回答することで、評価制度に対する不安を払拭することが重要です。評価制度の説明が終わったら、次は全社員を対象としたテスト評価を行ないます。

これは実際の評価制度と全く同じ評価を行ない、評価フローに慣れてもらうと同時に、問題点がないかどうか、最終のチェックを行ないます。そのうえで問題がなければ、本評価を行ないます。

 

なお、今回のブログは下記YouTubeでも解説しておりますので、ぜひご覧ください!

本ブログが少しでも飲食店経営者の皆様のご参考になれば幸いです。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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